うさぎ 専門治療病院なら、キキ動物病院

うさぎ が牧草を食べないときのプラセンタ療法【大阪府堺市の動物病院】


うさぎ 専門治療の病院が、食滞(しょくたい)とプラセンタ療法について解説

こんにちは。大阪府堺市のうさぎの病院、キキ動物病院です。今回はうさぎの食滞(しょくたい)とプラセンタ療法というテーマです。

うさぎさんの食滞とは、文字通り、食べたものが消化器官(特に胃)で停滞することです。うさぎさんの食滞では、食べる量が減ったり、便の量が減ります。


食滞の原因

うさぎさんの食滞の原因はいろいろと推測されているのですが、重要なことは
消化器官の蠕動運動(ぜんどううんどう。食べ物をお尻の方向へ運ぶための消化管の動き)が正常かどうかです。

蠕動運動が落ちると、お尻から便となって体外に排出される前に、消化管で停滞してしまいます。特に、胃で食べ物が止まってしまい、胃がパンパンになってしまうことがあります。


うさぎ さんのお腹がパンパンに張るのは緊急状態

このときは、急性胃拡張という状態ですが、実は回復しなければそのまま死亡してしまう、うさぎさんの緊急状態です。うさぎさんのお腹がパンパンにはっていて、すみっこでじっとしているところを見れば、急性胃拡張を疑って急いで動物病院に連れて行ってあげてください。


食事内容改善のススメ

ウサギさんの蠕動運動をおとす大きな要因の一つとして、食事内容があります。ウサギさんが病気にならないために(医療費をおさえるために)食事内容について重要なこととして、

・おやつの量をひかえめにする
・タンパク質が少ないものにする
・脂肪が少ないものにする
・糖分が少ないものにする
・繊維質が多いものにする
・カルシウムが少ないものにする

といったことがあります。


うさぎ さんのおやつは、出来るだけ少ない方がいい

うさぎさんに与えるおやつは、できるだけ少なくした方が無難です。

ウサギさんがどんなおやつをどれだけ食べれば、どれだけの弊害(症状)がでるかという実験データはありませんが、僕たちのようなうさぎさんを普段診察している獣医師の現場感覚でいえば、ほんの少しのおやつでも下痢や食欲不振(食べない)といった症状が出ることが多いです。

また、長期間おやつを食べることによって、うさぎさんの奥歯(臼歯)が伸びやすくなって不正咬合(ふせいこうごう)という状態になってしまいます。そうすると、一生治療が必要な状態となってしまう確率もあがってしまいます。

おやつとして不適切なものの例として、ナッツや種子類、ポップコーン、パン、クラッカー、ヨーグルトドロップなどがあります。


たんぱく質、脂質、糖分を減らした方がいい理由

たんぱく質を、うさぎさんの食事から減らした方がいい理由として、タンパク質はうさぎさんの体内でアンモニアに変化するからです。

うさぎさんの体内で変化したアンモニアは、盲腸内のpH(酸性度)を変化させ、うさぎさんの盲腸内が異常な細菌バランスになってしまいます。

うさぎさんが普段食物繊維を消化できるのは、盲腸内の細菌が力を貸してくれるからです。うさぎさんの盲腸内の細菌バランスが崩れてしまうと、食物繊維を分解する力が弱くなってしまいます。

うさぎさんの食事内容に脂肪や糖分が多いと、やはり盲腸内の細菌バランスが崩れ、特にうさぎさんにとって猛毒のクロストリジウムが、大量発生してしまいます。

この結果、下痢が高頻度で発生し、症状がひどければそのままウサギさんは亡くなってしまいます。うさぎさんが普段食べている繊維質が少なければ、この状態や症状はさらに悪化します。


うさぎさんにニンジンやリンゴは向いていない?!

うさぎ とにんじん。キキ動物病院.jpg

うさぎさんには人参(にんじん)のイメージがあるかもしれませんが、うさぎさんには人参は糖分が多すぎてお腹を下す原因になります。

そういった健康に悪いものに限って好きだったりするのですが。人間と同じですね。

うさぎ のりんご。キキ動物病院

うさぎさんはリンゴも大好きですが、あげない方が良いおやつです。糖分が多すぎます。すぐに下痢になりますし、あげ続けていると消化器疾患だけでなく、虫歯になります。


アルファルファ牧草は注意

また、うさぎさんの食事内容にカルシウムが多いと、結石が体内でできる確率が非常に高くなってしまいます。結石はいったんできてしまうと、治療に手術が必要になったりして大変になることが多いです。

うさぎさんとの日常生活で、牧草は欠かせませんが、牧草の中でも特にアルファルファは注意してください。

たとえば、一般的なチモシーはタンパク質が9~11%、カルシウムが0.45%に対して、アルファルファはタンパク質が17~21%、カルシウムが1.6%と高めです。

実際、アルファルファを主食にしているうさぎさんは、食滞や不正咬合、急性胃拡張や膀胱結石などの罹患率(りかんりつ)が高いです。

アルファルファはうさぎさんが好きな味であることが多く、うさぎさんはいっぱい欲しがります。すごくかわいくて、あげたくなってしまう気持ちはすごくわかります。でも、なるべくグッとこらえて、あげすぎないように注意してみてください。


チモシー牧草への移行をオススメ

ウサギさんの中にはすでにアルファルファばっかり食べていて、他の牧草、特にチモシーには見向きもしてくれないということもあると思います。

(なんでこんなにチモシーは人気がないんでしょうね。おいしくないんでしょうか。それともアルファルファがおいしすぎるのでしょうか)

そんなときは、急に一気に全部チモシーにしてしまうということのかわりに、少しずつチモシーの量を増やしていくようにしてみてください。

うさぎ と牧草。キキ動物病院.jpg

いっぱいチモシーを敷き詰めてあげると、うさぎさんのご飯としてだけでなく、クッションとしての役割にもなって理想的です。


ペレットもあげすぎない方が無難

アルファルファと同じようにペレットもウサギさんが大好きですが、食物繊維以外の炭水化物(脂肪や糖分)が多いです。やはり主食にしていると病気の発生率が上昇します。

アルファルファと同じように、あげすぎないように気をつけてみてください。うさぎさんができるだけ長く元気にいてくれるための秘訣の一つです。大変だとは思いますが、チャレンジしてみる価値は十分にあります。


うさぎ さんにプラセンタ療法で救命率上昇

それでも食滞や急性胃拡張になってしまった場合は、プラセンタ療法はおすすめです。

プラセンタ療法は、人のお医者さんの中には漢方薬と同じように、正しく使用すれば大きな副作用がなく、大きな効果が発揮できることが多いとおっしゃる先生も多いです。

うさぎさんの食滞(食べない)や、急性胃拡張での救命率上昇に、明らかな効果があると感じています。

ただし、本来は安全なプラセンタですが、容量や投与経路、頻度や併用する薬剤などによって効果がまったくあらわれないどころか、不適切な使用によって有害作用がみられることがあります。

適正な使用方法であれば、プラセンタ療法はうさぎさんにも効果が高いです


まとめ:
おやつの量を減らして予防、急性胃拡張にプラセンタ療法が効果的!

今回は、うさぎさんの食滞(食べない)や急性胃拡張を予防する食事内容や、プラセンタ療法についてまとめてみました。

人の健康と同じく、うさぎさんも口に入るものの内容は健康維持に重要です。特にアルファルファとおやつの量を減らすことを意識することは、効果が高いと思います。

うさぎさんのためにがんばっているあなたを、僕たちは応援しています。

キキ動物病院
072-276-3555
大阪府堺市中区深井北町117-3

うさぎ が牧草を 食べない ときの プラセンタ療法【大阪府堺市の動物病院】

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