かめに寄生する寄生虫・下痢【大阪府堺市の動物病院】
野生で生活しているかめはなんらかの寄生虫に感染していることがほとんどです。また、ある地域ではかめに寄生虫が感染していることは少なく、ある地域では感染がみられることがあることから、地域によってかめの寄生虫の感染状況は違うと考えられます。
軽度の寄生虫感染ではかめはほとんど症状を示すことはありません。しかし、なんらかの要因で状態を崩した場合は症状がかめに現れるようになります。特にかめの輸入などの長時間の搬送中ではストレスによって免疫抑制状態になって寄生虫が急激に増加することになります。免疫抑制状態では本来は病原性をもたない寄生虫であってもかめに病原性をもつことがあるので注意が必要です。また、複合感染によって症状はさらに悪化します。
かめの寄生虫による症状は様々ですが、一般的には食欲不振、元気消失、下痢などがみられます。
かめは一見元気で食欲もあり、健康に見えても寄生虫感染をおこしている場合がほとんどなので、かめの健康診断時に駆虫の相談をしてみるといいでしょう。
キキ動物病院
大阪府堺市中区深井北町117-3
072-276-3555