鳥(セキセイインコやオカメインコなど)の嚢胞性卵管・嚢胞性卵巣疾患(COD)(お腹がでている、呼吸が早いなど)【大阪府堺市の動物病院】
鳥(セキセイインコやオカメインコなど)は発情にかかわる問題が発展して腹部に液体が貯まることがあります。
このときの外貌は腹部がはっているのでわかりやすいです。
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写真は腹部に水が溜まっているのがライトで透過されている様子。
皮膚の一部がキサントーマ(黄色腫)化している。
腹部が張ってくると呼吸がしにくくなり、苦しそうな呼吸を呈するようになります。
こうなると腹部から穿刺して水を抜くことで症状の緩和を試みることがあります。
ただし、これは一時しのぎに過ぎず、数ヶ月の間に何度も再発します。
また、1年生きてくれることはほぼないです。
腹部穿刺は副作用が大きく、鳥の負担も大きいですが、手術によって状態が改善することもあります。
卵管に液体が溜まっているか、卵巣に液体が溜まっているかで呼び方は違いますが、基本的には手術内容は同じです。
ただし、卵巣を摘出する場合はかなり出血しやすいので特に注意が必要です。
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写真は摘出した卵管。穿刺して一部貯留液を抜去している。
閉腹時にキサントーマ(黄色腫)化した皮膚を切除して形成した。
この症例は術後直後から元気に飛び回っていた。呼吸状態も劇的に回復した。
鳥(セキセイインコやオカメインコなど)の腹部がはっている場合は手術適応症例も多く、時間が経過すれば手術の成功率は低下する傾向があるので早めに動物病院で相談しましょう。
キキ動物病院
大阪府堺市中区深井北町117-3
072-276-3555