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こんにちは。大阪府堺市・インコの最新治療と統合医療のキキ動物病院です。
獣医が鳥を診察する上で、常に念頭にあるのが卵塞(卵つまり)です。
飼鳥の寿命を著しく短くしている最大の原因は、卵塞を含めた繁殖関連疾患になります。
鳥の繁殖関連疾患は発情によって生じることが多いため、発情の抑制が重要です。
鳥は卵をつくるのが早く、一日以内に卵をつくってしまいます。ということは、お腹に触って卵が確認されてから、24時間以内に卵が出てこなければ卵塞といえる状態ということです。
鳥の症状がなにもないとしても、お腹に触って卵を確認してから24時間経過していれば、産卵を促すための何らかの処置を開始しなければいけません。卵塞(卵つまり)の鳥は、まったく症状がない状態から、突然死することがあるためです。
逆に卵があることが、お腹に触れてわかってからまだ24時間以内で、しかも元気ならあせる必要はありません。このときに無理して病院に連れて行けば、移動のストレスでかえって卵塞(卵つまり)をまねいてしまう可能性があります。
慣れない間は動物病院で、お腹の卵のチェックの仕方を教わるといいですね。慣れると家でもできるようになります。
特に雌が発情期になれば、毎日チェックする必要があります。
(余談ですが、発情しているかを判別するために発情行動を指標にするのは、わかりにくい方法です。というのは、発情していなくても発情行動は起こりますし、逆に発情しているのに発情行動が起きないこともあるからです。 )
他にも触診で肥満度が分かったり、腫瘍などを発見できたりするので、鳥の定期的な健康診断は大事になります。
キキ動物病院
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