ウサギ・動物の腎不全と運動と治療費【大阪府堺市の動物病院】

こんにちは。
キキ動物病院です。
今日は腎不全の治療費を抑えて健康寿命を延ばす方法についてです。
腎不全といえば、生き物の生活の質(QOL)を
大きく落としてしまう病気の一つです。
透析は腎不全において非常に効果が高く、
人では治療法の一つとして広く受け入れられていますが、
動物医療では透析は維持費用も高く、
なかなか浸透していかない現状があります。
また、腎不全では継続的に治療費がかかるため、
飼い主さんの経済的負担や不安も大きいと思います。
そこで、
家でもできる治療費の削減方法です。
少し前までは運動によって一時的に尿中のタンパク質が
増加し(尿蛋白といいます)、
その尿蛋白は腎臓に良くない影響を与えると思われていました。
(正確には尿蛋白は腎臓のタコ足細胞を減らすことで
腎臓の寿命を減らすと思われていました)
つまり、腎不全では運動は腎臓の寿命を短くすると思われていました。
しかし、最近の研究によって
運動したほうが腎不全にとっていい影響があることが
確認されました。
運動しない人と、運動した人では、
同じ腎不全であっても1年後に腎臓病が進行している程度が
大きく違うことが確認されているのです。
(マウスでも同じような実験結果がでています)
ここで注意点があります。
運動というのは、息が切れるほど激しい無酸素運動のことではなく、
息が切れない程度の穏やかな有酸素運動のことです。
無酸素運動は腎臓の負担が大きいので、控えましょう。
また、急性腎不全では運動はだめです。
(飼い主さんが腎不全と診断されるときの
多くは慢性腎不全で、急性腎不全は多くはありません)
まとめると、腎不全と診断されたなら
無理のない範囲でなるべく散歩に連れて行ってあげると
それだけで腎不全の進行を穏やかにし、
医療費が削減できる可能性があるということです。
実際、長寿で健康寿命が長いペットは
散歩(有酸素運動)を毎日欠かさず連れて行ってもらっている
子がほとんどです。
いくつか動物の運動(散歩)の基準を示しておきます。
ウサギさんは一日に30秒以上動いてもらって下さい。
30秒というと短く感じるかも知れないですが、
30秒間動き続けるというのは、意外と長いものです。
うさぎさんと毎日遊ぶときに意識してみるといいと思います。
鳥さんは同じく一日に3秒以上飛ばせてあげると良いと思います。
ただ、鳥さんの放鳥は危険も多々あるので、
あまり放鳥になれていない人はやめておいた方がいいかもしれません。
(窓から逃げたり、換気扇の中にはまり込んでしまったり、
他にも予想外のことが多々起きます)
ワンちゃんは一日30秒以上歩いてもらって下さい(散歩)。
大型犬は一日に5分以上です。
上記にあげたのは
あくまで一つの基準なので、これ以上運動してはいけないということではないです。
むしろ可能であればもっと運動させてあげると良いと思います。
ただし、無酸素運動(激しい運動)にならないように気をつけてください。
運動や散歩はストレス軽減のことばかりが注目されがちですが、
それ以外にも抗老化という意味の健康効果も大きいことを
日常から最大限に活かしてもらうと
ペットも飼い主さんも幸せに暮らす助けとなることと思います。
キキ動物病院
072-276-3555
大阪府堺市中区深井北町117-3
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