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うさぎ高齢 での整形外科疾患~動かない,寝てばかり,寝たきり,立てない,食べない,痩せる【うさぎ専門治療の病院-キキ動物病院】

Orthopedic disease in the elderly of rabbits-not moving, just sleeping, sleeping, not standing up, not eating, lose weight.

うさぎ高齢での整形外科疾患~動かない,寝てばかり,寝たきり,立てない,食べない,痩せる【うさぎ専門治療の病院-キキ動物病院】

Contents

うさぎ専門治療病院による、うさぎの高齢での整形外科疾患についての解説記事です

こんにちは、大阪堺のうさぎ専門治療・キキ動物病院です。

今回は、高齢のうさぎさんの活動性低下についてです。

うさぎさんは高齢では骨や筋肉の問題でいろいろな症状がでます。(Rabbits have many problems with bone and muscle problems in old age.)

・動かない(not moving)

・寝てばかり(just sleeping)

・寝たきり(sleeping)

・立てない(not standing up)

・食べない(not eating)

・痩せる(lose weight)

・軟便(soft mail)

などです。

今回はこのことについて、海外のうさぎ医学専門書から抜粋です。英語部分を抜粋・引用しながら読みやすく日本語に訳していきます。

 

 

うさぎ高齢 による活動性低下について

A 10-year-old male entire rabbit is presented due to reduced activity levels and problems grooming its back end.
1 What would your approach be to this case?
2 What supportive treatment would you recommend?

10歳オスの全ウサギは10歳(高齢)になると、活動性レベルが低下し、背中の手入れの問題(自分でグルーミングをしてくれない)が出ます。

① この場合、どうアプローチしますか?
② どのような療法を勧めますか?

 

① アプローチ方法について

A full clinical examination (including assessment of teeth) will often identify an obvious source of pain preventing activity and grooming.

徹底的な臨床検査(歯の評価を含む)は、活動性やグルーミングを妨げる、痛みの明らかな原因をしばしば特定します。

Osteoarthritis and spondylosis are common problems in the older rabbit and may be confirmed by radiography.

変形性関節症と脊椎症は、高齢のうさぎによく見られる問題です。レントゲン検査で確定できることもあります。

Bloods would be recommended in an older inactive patient such as this due to the risk of underlying renal or other systemic disease.

血液検査は、潜在的に隠れている腎臓または他の全身性疾患の危険性(を明らかにする)のため、このような高齢の不活発なうさぎに推奨されます。

 

② 勧める療法について

Rabbits rarely show obvious signs of pain, but analgesia is indicated for any potentially painful condition.

ウサギが明らかな痛みの徴候を示すことはめったにありませんが、鎮痛は潜在的に痛みを伴う症状に対して適応されます。

NSAlDs such as meloxicam are effective in many cases and generally well tolerated.

メロキシカムのようなNSAlDsは多くの場合に有効であり、そして一般的に(ウサギの)忍容性が高いです。

 

However, if used long-term, doses should be reduced as clinical signs improve to the lowest effective dose in order to reduce the risk of side effects, especially in the older patient.

しかし、長期間使用する場合は、臨床徴候が最も低いレベルに改善されるため、用量を減らすべきです。
特に高齢の患者においては、副作用の危険性を減らすためギリギリの有効量に設定するべきです。

The addition of alternative analgesics such as tramadol may also be considered for some rabbits although effectiveness seems to vary depending on the individual.

トラマドールなどの代替鎮痛薬の投与も、時によっては考慮されるかもしれませんが、有効性は個体によって異なります。

 

Owners should also be encouraged to modify the rabbit’s environment to reduce opportunities to jump or climb and to prevent the rabbit slipping on smooth surfaces.

また、うさぎが飛び跳ねたり登ったりする機会を減らし、滑らかな表面を滑るのを防ぐために、環境を整えることを飼い主に奨励するべきです。

以上、高齢のうさぎさんの活動性低下についてでした。

 

 

大阪堺のうさぎ専門治療
キキ動物病院
072‐276‐3555
大阪府堺市中区深井北町117‐3

キキ動物病院のうさぎ治療実績レポート、病気の解説記事はこちら。

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