くしゃみ うさぎ 専門治療病院なら、キキ動物病院

くしゃみ やスナッフルは歯の不正咬合が原因?【大阪堺のうさぎ病院】

くしゃみ やスナッフルは歯の不正咬合が原因?【大阪 堺 の うさぎ 病院】

うさぎ 専門治療の病院による、くしゃみ についての解説です

こんにちは。大阪府堺市のうさぎ病院、キキ動物病院です。

みなさんは、うさぎさんと暮らしていると、うさぎさんがくしゃみするところをみることはないでしょうか。うさぎさんは、くしゃみをする姿までかわいいですよね。

動物病院では、うさぎさんがくしゃみをすると言って、来院につながることも多いです。うさぎさんがくしゃみをするのは、どういった理由からなのでしょうか。はたして治療が必要なのでしょうか。

今回はその疑問にこたえるために、うさぎさんのくしゃみを、原因別に解説してみました。

 

 

くしゃみ (スナッフル)の原因は1つではない

うさぎさんの反復性(繰り返す)のくしゃみや鼻汁、鼻雑音は、俗称でスナッフル(snuffle)といいます。

このスナッフルですが、教科書にはPasteurella multocidaが原因菌と書かれていることが多いのですが、実際には複合感染していて、原因菌は一つではないことがほとんどです。

 

くしゃみ の原因

では、うさぎさんのくしゃみの原因はいったい何なのでしょうか。ここでは大きく4つの原因に分類してみてみます。

①不正咬合
②鼻炎および副鼻腔炎
③下部呼吸器炎症
④トレポネーマ症(ウサギ梅毒)

①不正咬合

意外と見落とされることが多いのですが、うさぎさんは不正咬合があると、くしゃみをすることがあります。実際、不正咬合が原因のうさぎさんのくしゃみは非常に多いです。

うさぎさんの不正咬合の症状としては、くしゃみの他は食欲不振、削痩(さくそう、痩せている)、歯ぎしり、よだれが多い、下顎脱毛、流涙、眼脂(目やに)、眼球突出、鼻汁、顎周囲膿瘍、などがあります。

詳しくは、以前のブログ記事にまとめてあるので、そちらも参考にしてください。

以前のブログ記事「うさぎ の歯科疾患(食べない)と プラセンタ 療法」はこちらです。

 

②鼻炎および副鼻腔炎

俗称スナッフルと呼ばれる症状は、この分類になります。

スナッフルは実は、不正咬合が関係している場合が非常に多く、不正咬合が関係していない鼻炎や副鼻腔炎はまれにしか出会いません。

不正咬合のうさぎさんは無治療で放置していると、前歯(切歯)や臼歯(奥歯)の根尖(こんせん。歯の根元)が伸びすぎて、鼻炎や副鼻腔炎に進行してしまいます。

いったん不正咬合から鼻炎や副鼻腔炎に進行すると、完治が難しい状況になることもあります。さらに放置すると、膿瘍を形成して、さらに事態が悪化することも多いです。

重要なことは不正咬合を進行させないことであり、症状がでていなくても、早めに臼歯のチェックをしてもらうことで、不正咬合の進行を最小限に抑えることができます。

まれに、牧草の一部や牧草の種子などの異物が鼻腔に入り込み、鼻炎を起こすこともあります。鼻咽頭の中へ深く侵入すると、鼻を鳴らしたり、呼吸困難を起こすようになることもあります。

 

③下部呼吸器炎症

下部呼吸器炎症でくしゃみをすることもあります。この場合は、ほとんどの症例で、不正咬合、慢性鼻炎、副鼻腔炎を持っています。

歯や鼻の感染が、気管支や肺にまで進行した結果です。

下部呼吸器症状は、ちょっとびっくりしただけで亡くなってしまうくらい重篤な状態なのですが、初期症状が非常にわかりにくいため、呼吸が荒くなった時点で来院されることが多いです。

その場合、非常に重篤な状態からの治療開始となり、一般的な標準治療では助からないことも多いです。

しばしば肺膿瘍でくしゃみをすることがあります。肺膿瘍のときにも不正咬合が関係していることが多いです。

肺膿瘍は無症状のことも多いですが、治療しても肺膿瘍は消えないことがほとんどです。だからといって、無治療だと突然死の確率が上がってしまうので、
継続治療をする方が無難です。

このときは、オゾン療法やプラセンタ療法や漢方薬などの統合医療は、体の負担も少ないのでいいと思います。

 

④トレポネーマ症(ウサギ梅毒)

うさぎさんは、トレポネーマ症(ウサギ梅毒)でもくしゃみをします。Treponema paraluis-cuniculiが原因の感染症です。

このウサギ梅毒の原因菌と、ヒトの梅毒の原因菌は種類が違うので、ウサギ梅毒菌がヒトに感染することや、逆にヒトの梅毒菌がうさぎに感染することは
確認されていません。

ですので、ウサギ梅毒にかかってしまっても、ヒトに感染するのではないかと、過剰に心配する必要はありません。

主な伝播経路は交尾ですが、母子間での接触感染や経産道感染も起こります。2~3か月齢未満の幼体でよく発症します。

ウサギ梅毒には感染後3~6週間は発症しない潜伏期があります。そのまま不顕性感染(感染しているけど無症状)に移行することも多いです。ストレスや栄養障害などで免疫力が低下すると、発症のきっかけとなります。

 

ウサギ梅毒の症状としてくしゃみ以外に、外部生殖器の皮疹が見られます。
下の写真はウサギ梅毒の生殖器の皮疹の様子です。

 

くしゃみ の原因はウサギ梅毒?(生殖器)

 

患部を舐めることによって、鼻の周囲にも皮疹が広がります。鼻以外の唇にも皮疹が広がることが多いです。

下の写真はウサギ梅毒による鼻の皮疹の様子です。

 

くしゃみ の原因はウサギ梅毒?(鼻)

 

くしゃみ の原因はウサギ梅毒?(口元)

 

外部生殖器に皮疹がみられずに、顔だけに皮疹が生じることも多いです。基本的には一般状態(元気食欲)は変化せず、掻痒(そうよう。かゆみ)も示さないのですが、軽度の疼痛(とうつう。痛み)はあります。

ウサギ梅毒は治療できることがほとんどです。
(ただし、抗生剤に耐性菌ができると、代わりの治療薬がほとんどないのが現状なので、苦労します。そのときでも、統合医療を併用することによって、治療効果は高まります。)

 

うさぎさん の くしゃみ を頻繁に見るようなら受診を

以上、うさぎさんのくしゃみについてでした。

うさぎさんのくしゃみの多くで、不正咬合の治療が必要となります。

うさぎさんが連続でくしゃみしていたり、くしゃみをしている姿をよくみるようになったら、まずは動物病院に連れて行って、不正咬合がないかどうか確認してもらってください。

うさぎさんのくしゃみは、であうことも多いですが、その原因について知っていると、対応がしやすいと思います。

今回の内容をうさぎさんとの生活にぜひ活かしてくださいね。

キキ動物病院
072-276-3555
大阪府堺市中区深井北町117‐3

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